ベトナムで有名なココナッツキャンディブランドは?おすすめ商品を紹介
ベトナム旅行のお土産として、あるいは現地のスイーツとして根強い人気を誇るのが「ココナッツキャンディ」です。
濃厚なココナッツの甘い香りと、どこか懐かしい味わいは、ベトナムの風土そのものを凝縮したような美味しさがあります。
しかし、いざお土産屋さんやスーパーに行ってみると、たくさんのブランドやフレーバーが並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも。
本記事では、ベトナムで有名なココナッツキャンディのブランドや選び方のポイント、日本での購入方法まで詳しくご紹介します。
ベトナムのココナッツキャンディとは?基本情報と魅力
ベトナム語で「kẹo dừa(ケオ・ズア)」と呼ばれるココナッツキャンディは、ベトナム南部、特にメコンデルタ地方の名産品として知られています。
中でも「ココナッツの街」として有名なベンチェ省(Bến Tre)は、ベトナムにおけるココナッツキャンディ発祥の地であり、現在も最大の生産拠点です。
基本的な材料は非常にシンプルで、新鮮なココナッツミルク(またはクリーム)に砂糖、そして麦芽シロップ(マルトシロップ)を加えて煮詰め、型に流して固めたものです。食感はキャラメルやソフトキャンディに近く、口に入れると体温でゆっくりと溶け出し、濃厚なココナッツの香りが口いっぱいに広がります。
プレーン味だけでなく、ピーナッツ、ドリアン、パンダンリーフ、カカオなど様々なフレーバーが展開されているのも特徴です。ベトナムでは日常のおやつとしてだけでなく、緑茶と一緒に楽しむお茶請けとして、また旧正月(テト)の際の大切なギフトとしても親しまれています。
ベトナムで有名なココナッツキャンディブランド5選
数あるブランドの中でも、特に歴史があり、品質に定評のある5つの有名ブランドをご紹介します。
① Thanh Long Coconut Candy(タンロン/タインロン)
ベンチェ省で最初期に工場生産を始めたと言われる、ココナッツキャンディ界のパイオニア的存在です。「Thanh Long(タンロン)」という名前は、ベトナム全土だけでなく、アメリカやオーストラリアなど海外でも知られるほど有名です。伝統的な製法を守りつつも、近代的な生産ラインを導入し、衛生面でも高い基準をクリアしています。お土産屋さんで迷ったら、まずはこのブランドを選べば間違いないという定番中の定番です。
② Ben Tre Coconut Candy – Ba Hai To(ベンチェ ココナッツキャンディ Ba Hai To)
「Ba Hai To(バー・ハイ・トー)」は、東ア社(Dong A Co., Ltd.)が展開するブランドで、メガネをかけた女性の顔写真がプリントされたパッケージが目印です。この女性は創業者の「ハイ・トーおばさん」で、彼女の秘伝のレシピが現在も受け継がれています。ココナッツミルクと麦芽糖のバランスが絶妙で、ドリアンやパンダン入りなどベトナムらしいフレーバーの評価が高いのが特徴です。昔ながらの素朴な味わいを求める人におすすめのブランドです。
③ Hong Van Coconut Candy(ホンバン)
「Hong Van(ホンバン)」もベンチェ省を代表する大型メーカーの一つです。食品安全に関する賞やブランド賞を数多く受賞しており、品質への信頼感が非常に高いブランドです。ここのキャンディは比較的柔らかめの食感で、甘さがしっかりとしており、香りの立ち方が華やかだと言われています。ミルク入りやピーナッツ入りなどバリエーションも豊富で、パッケージデザインも洗練されているため、贈答用としても人気があります。
④ Yen Hoang Coconut Candy(イェンホアン)
ベンチェのVinh Tien社が展開する「Yen Hoang(イェンホアン)」は、比較的新しいブランドながら、独自の技術で急速に支持を集めています。最大の特徴は「歯にくっつきにくいサクサク系ココナッツキャンディ」を開発したこと。従来のねっちりとした食感が苦手な人や、歯への負担を気にする層から絶大な人気を得ています。近代的な自動生産ラインで作られており、品質の均一性と安全性にも力を入れています。
⑤ Tuyet Phung Coconut Candy/その他注目ブランド
他にも、老舗の「Tuyet Phung(トゥエット・フン)」や、自然派志向の「CocoFarm(ココファーム)」など、魅力的なブランドが多数存在します。Tuyet Phungは素材の味を活かした濃厚さが売りで、CocoFarmは若者向けのおしゃれなパッケージや、カカオニブ入りなどのモダンなフレーバーを展開しています。
| ブランド名 | 特徴 | おすすめポイント |
| Thanh Long | 老舗・海外輸出実績多数 | 定番中の定番。迷ったらこれ。 |
| Ba Hai To | メガネ女性のロゴ・伝統の味 | 昔ながらの濃厚なベトナムの味。 |
| Hong Van | 受賞歴多数・やわらかめ | 香りが良く、ギフトにも最適。 |
| Yen Hoang | 歯につきにくいタイプあり | 食感重視派・新感覚を試したい人へ。 |
| Tuyet Phung | 地元の有名老舗 | 素材へのこだわりが強い。 |
フレーバー別で見るココナッツキャンディの選び方
ブランドが決まったら、次はフレーバー選びです。
プレーン(ココナッツのみ)
ココナッツミルク、砂糖、麦芽だけで作られた最もシンプルなタイプです。ココナッツ本来の甘さと香りをダイレクトに楽しめるため、初めて食べる人や、誰に渡すか決まっていないお土産用として最も無難で失敗がありません。
ピーナッツ入り・ミックスナッツ入り
ココナッツキャンディの中に、砕いたピーナッツやカシューナッツが練り込まれているタイプです。ナッツの香ばしさとカリッとした食感がアクセントになり、ココナッツの甘さを程よく中和してくれるため、飽きずに何個でも食べられます。ベトナム現地でも非常に人気のあるフレーバーです。
ドリアン・パンダン・タロイモなど個性派フレーバー
ベトナムらしさを追求するなら、個性派フレーバーも外せません。「ドリアン入り」は袋を開けた瞬間から独特の香りが漂うため、完全に好みが分かれますが、好きな人にはたまらない濃厚さです。「パンダン(バイトー)」は東洋のバニラとも呼ばれるハーブで、緑色をしており、ココナッツと相性抜群の爽やかな甘い香りがします。その他、タロイモやカカオ、ショウガなど、様々なアレンジフレーバーが存在します。
ベトナム現地でココナッツキャンディを買うならここ
現地で美味しいココナッツキャンディを手に入れるためのスポットをご紹介します。
本場・ベンチェ省の工場見学&直売所
時間があれば、ぜひ本場のベンチェ省へ足を運んでみてください。多くの工場が観光客向けに開放されており、ココナッツを削るところからキャンディを包むところまでの製造工程を見学できます。出来たての温かいキャンディを試食できるのは工場見学ならではの特権です。直売所では、スーパーにはない珍しい味や、お得なアウトレット品が買えることもあります。
ホーチミン・メコンツアーでの立ち寄りショップ
ホーチミン発のメコンデルタツアーに参加すると、ほぼ確実にココナッツキャンディ工房への立ち寄りがコースに含まれています。ガイドさんの説明を聞きながら試食をし、気に入った味をその場で購入できます。「5個買うと1個おまけ」のようなまとめ買いセールが行われていることも多いです。
スーパー・土産物店で買える定番商品
ホーチミンやハノイ市内のCo.opmart(コープマート)、Big C(ビッグシー)、Lotte Mart(ロッテマート)などのお菓子売り場には、Thanh LongやBa Hai Toなどの有名ブランドの箱入り商品が常時並んでいます。また、空港の免税店やお土産店でも取り扱いがあるため、帰国直前に余ったベトナムドンで買い足すのにも便利です。
日本でベトナムのココナッツキャンディを買う方法
日本にいながらベトナムの味を楽しみたい場合の方法です。
アジア食材店・ベトナム食材店
東京、大阪、愛知などの大都市圏や、ベトナム人が多く住む地域の「アジア食材店」や「ベトナム食材専門店」を覗いてみてください。お菓子コーナーやレジ横に、ベンチェ産のココナッツキャンディが置かれている確率はかなり高いです。現地そのままのパッケージで売られていることが多く、宝探し感覚で楽しめます。
通販(Amazon・楽天・ベトナム系EC)
近くに店舗がない場合は、ネット通販が便利です。Amazonや楽天市場で「ベトナム ココナッツキャンディ」「kẹo dừa Bến Tre」などで検索すると、Thanh Longなどの有名ブランド品が見つかります。また、ベトナム食材専門のECサイトでは、よりマニアックなフレーバーや、お得なまとめ買いセットが販売されていることもあります。
選ぶ時のチェックポイント
通販で購入する際は、以下の点を確認しましょう。
- 原産国表示: 「ベトナム(Vietnam)」「ベンチェ(Ben Tre)」と書かれているか。
- ブランド名: Thanh LongやBa Hai Toなど、知っているブランドか。
- フレーバー: 特にドリアン入りかプレーンかは、パッケージの絵や「Durian」「Sầu riêng」の文字でしっかり確認しましょう。
ベトナムのココナッツキャンディをもっと楽しむ食べ方・アレンジ
そのまま食べる以外にも、こんな楽しみ方があります。
そのまま“お茶請け”として
ベトナム流に楽しむなら、温かいお茶と一緒にどうぞ。濃厚な甘さのキャンディは、渋みのある緑茶や、香りの良いハス茶、ジャスミン茶と驚くほど合います。もちろん、濃いめのベトナムコーヒー(ブラックまたは練乳入り)との相性も抜群です。
冷やして/温めて楽しむ
夏場などでキャンディが柔らかくなりすぎた場合は、冷蔵庫で冷やすとキュッと締まって食感が良くなります。甘さも少し落ち着くので、さっぱり食べたい時におすすめです。逆に冬場で硬すぎる場合は、ポケットなどで少し温めるか、口の中でゆっくり溶かして食べると風味が復活します。
デザートにトッピング・アレンジ
細かく刻んでバニラアイスやプレーンヨーグルトにトッピングすると、食感と香りのアクセントになります。また、クッキーやパウンドケーキを焼く際に、砕いたココナッツキャンディを混ぜ込むと、焼いている間に少し溶けてキャラメルのようになり、本格的なココナッツスイーツに変身します。
賞味期限・保存方法・注意点
常温での日持ちの目安
ココナッツキャンディは砂糖と麦芽で煮詰められているため保存性が高く、未開封であれば常温で半年〜1年程度日持ちするものが多いです。ただし、高温多湿は避けるのが基本です。
開封後の保存
ベトナムのキャンディは薄いオブラートと紙で包まれているだけのことが多いため、外袋を開封した後は湿気やアリを避けるために、ジップロックや密閉容器に入れて保存しましょう。冷蔵庫に入れておくと、ベタつきを防いで長期間美味しさを保てます。
アレルギー・カロリーへの配慮
原材料にココナッツ、ピーナッツ、乳成分などが含まれている場合があるため、アレルギーのある方は表示をよく確認してください。また、美味しいですが糖分とカロリーは高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
Q&A ベトナムのココナッツキャンディに関するよくある質問
Q1. どんな味?日本のお菓子で例えると?
「濃厚なココナッツ風味の生キャラメル」や「ミルキーのココナッツ版」といったイメージが近いです。ピーナッツ入りは、ナッツの入ったヌガーやソフトキャンディに似ています。
Q2. 一番無難なフレーバーは?
お土産として配るなら、やはり「プレーン(ココナッツのみ)」か「ピーナッツ入り」が一番無難で喜ばれます。ドリアン入りは好きな人には最高ですが、苦手な人には罰ゲームになりかねないので、渡す相手を選びましょう。
Q3. お土産にするならどのブランドがいい?
「Thanh Long」や「Ba Hai To」などの有名ブランドであれば、味も品質も保証付きなので安心です。少し変わったものを探しているなら、歯につきにくい「Yen Hoang」などが話題性もありおすすめです。
まとめ:ベトナムのココナッツキャンディで“メコンの甘さ”をお土産に
ベトナムのココナッツキャンディ「kẹo dừa」は、メコンデルタの豊かな自然と伝統が詰まった、世界に誇れるスイーツです。
Thanh LongやBa Hai Toといった有名ブランドの商品を選べば、現地でも日本でも、本場の濃厚な味わいを楽しむことができます。
プレーンでシンプルに味わうもよし、ピーナッツやドリアンで冒険するもよし。
ぜひ自分好みの一粒を見つけて、ベトナムの甘い思い出に浸ってみてください。